あけましておめでとうございます。

絶対挨拶するのには遅いですね。すみません。

去年はもうちょっと活発にやるつもりが距離の壁が大きくさみしい感じになりました。寂しいです。


今日は2つ報告があります。

ちょっと長いと思いますが私の余計な小話も合わせて読んでください。


橋谷です。

最近脚本を書いているので

だけど書いているけど書けなかったりするので

自分の本棚を行ったり来たりして最近読んでなかった本を開いているのですが

そのなかに「おんなのこはもりのなか」という本があって。

これは劇作家の方が書いたエッセイ本でペラペラめくるとしおりが挟まっていたのだけど最近見ていなかったしおりだったのでこれを挟んだ日のことをなんだか一気に思い出した。

特にどうってことないんだけれど。


これを持ち歩いては読んでいた頃、私は高2だった。

部活が始まる前の授業がなかった私は、本を読もうと図書室にいた。

もうすぐ卒部という時期。

図書館の奥の方の机で突っ伏して寝ている女の隣に私は座った。

演劇部で部長だった私は次の部長をもう決めていた。

堀愛子だ。


私は彼女の写真を撮るのが心底好きだったし、

彼女の厚めのぱっつん前髪も好きだったし、

私の長い話を飽きもせず掘り下げてくるところも好きだったし、

脇役でも主役を食うような存在感が好きだった。

少し気持ちが悪いこのエッセイの良さも彼女ならきっとわかってくれるだろう。と読みながら思った。

そう、このエッセイ本少々気持ちが悪い。著者が出会った女の子の可愛さとか仕草とかその考察とかが事細かに書いてある。性癖丸わかりなのだ。しかもその出会った女の子が割と高確率で厚めの前髪であることが予想できたので私は隣で突っ伏している堀愛子のことがずっとちらつきながらこの本を読んでいた。

なんだか私まで気持ち悪いことをしてしまったような感じになったが私は彼女が起きたら普通に話しかけようと思っていたし、全然同性だしなんかごめんって感じに今更なってきたがそんなことは関係なくなかなか起きない上に私まで眠くなってきたので寝たら起きた頃にはもう隣に堀愛子の姿はなかった。

なんだかこれまでずっと片思いのようなことをし続けている気がする。

私はSpace_を作る前から何かを読んでは好きな人たちのことを考えてきたし、Space_ができてからは尚更草場、木庭、渡邉そして堀のことを一方的に無意識のうちに考えてきたのだと思う。(なんだかこれは一概に良いこととは言えないような気がするけれど。)


と、ここで1つご報告。

この度、堀愛子がSpace_を抜けます。

具体的な理由とかは伏せますが、思い返すと美しい思い出ばかりだったのでそれが全てではないかと思いました。

芸能人じゃあるまいし文章を載せるのは如何なものかとも思いましたがなんせ写真を撮りすぎているので何をやっても出てくる。歯切れが悪い。

なので一つの区切りとして書きました。


「おんなのこはもりのなか」はすごく面白いのでなんかこんなこととは全然関係なく読んでください。

残った我々4人はこれから何をするのかと言いますと、少し旅に出ます。

何かの比喩ではなく、3月に海外へ行きます。

久しぶりに長い時間を一緒に過ごせるので新しい文化と触れ合って

新しい何かを作ろうと思います。

今私たち割と身動き取りにくいので間口広めにしたいのです。

というのが2つ目のご報告でした。

面白いことあったら誘ってください。

では、今年もよろしくお願いいたします。


2020年01月18日 橋谷一滴


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